別にそんな事、流瑠にとってはどうでもいいことなんだろうけど…でも、





「あいつらの言ったこと、気にしてるの？」





俯いてしまってた私に流瑠が聞いてくる。





「あはは、き、気になんてしてないよ…ぜ、全部本当の事だもん！」





言われた悪口を聞かれたくなかったけれど、それ以上に私がそれを気にしているなんて思われたくない。




全部本当の事だもん。




本当のことを言われて気にするなんて、なんか、かっこ悪い。



黙ったまま私をジッと見る流瑠に、こんな気持ちを悟られたくないと、頑張って喋り続けた。




「へへ。私、別に可愛くないし、スタイルも良くないもん。言われても仕方ないんだよ。だから気になんてしてないって！あはは…」


「……」