幼なじみじゃイヤなんだ。

どれくらいの時間が経ったんだろう?




私と流瑠

どちらともなく背中に回る手が緩んで、体が離れていく。






まだ頬が熱い。


流瑠の顔が見れないでいると、流瑠が一言呟いた。





「…ごめん」


「え?」





流瑠が何で謝っているのかがわからない。




支えてもらったのは私の方で、謝るのは私の方なのに。