幼なじみじゃイヤなんだ。

どくん どくん どくん どくん……







心臓が痛いくらいの音を響かせ

顔に熱が集中して来るのを感じる。




ダメ…流瑠に気付かれちゃうよ。







でも、






どくん どくん どくん……

どくん どくん どくん……






私の心音と同じくらい、乱れた音を奏でるもう一つの心音も感じる。







流瑠







流瑠も私にドキドキしてるの?


そんな想像は付かないけれど、


私と同じ“想い”を持ってくれてたらいいのにな。





そう思ったら、胸がきゅんってなった。