「相澤うるさいぞ!!」





新しいクラスになっても、出席番号1番は大抵初日から名前を担任に覚えられているものだ。

生まれてこの方出席番号1番の私が、一番その事をわかっている。

それなのに、初日からこの印象じゃ、これから…。





「流瑠のせいだからね。」





隣の流瑠に囁き、赤くなってしまった顔で睨みながら、右肘でこづく。





「勝手に大声出したのは桜だろ?」





イジワルな笑顔。


なんか、ムッとする。