幼なじみじゃイヤなんだ。

夢と現実をふわふわしている体に、ハッキリとした違和感を覚える。




背中に感じる温かさ。

俺の左手を包む温かな感触。



耳元に感じる温かな吐息。

その吐息から心地いい声が届く……。




「元気を充電中ー」





!?!?

ビクッと体が反応した。



その状況を理解した瞬間に、夢うつつから現実の世界に引き戻される。



次の瞬間飛び起きていた!!





「あっ。起きた。起きた。おはよう。」


「な、な、な、何やってんだよ!!桜!!!」


「え?起きるための、元気の充電だけど?」


「いや。そこはどうでもいいっ!」


「ん?」


「『ん?』じゃねぇ!男のベットに潜り込んでんじゃねーよ!」





上半身が起こした状態で、桜を見下ろして叫んだ。


桜はベットの隅で寝転んだまま、俺の手を握り締めたままで、俺を見つめて、きょとん。としている。





「きょとん。じゃねぇよ…ホントに……」


「は?」





桜は俺が寝てるベットに潜り込み、背を向けて寝ている俺の背後にぴったりくっつき、俺の手を掴み、頭を後頭部に押し当てて、囁いていたのだ!