幼なじみじゃイヤなんだ。

え?

付き合ってる?



流瑠と雪見さんが?






みのりちゃんが言ったその言葉を、心の中で噛み締めた時、ぎゅーっと心臓をわし掴みにされたような、強烈な痛みが私を襲った。




前に感じた胸の痛みより、遥かに深い所の強烈な痛み。






「桜ちゃん?」


「あっ、ごめん。私、それは分かんないや」


「桜ちゃんでも分かんないことあるんだね」


「…う、うん。ごめん」


「いいんだ。ごめんね。あたしが聞いたってこと、大石くんには言わないでね」


「うんうん。言わないよ」






15年間、流瑠のことで知らない事なんてないと思って来た。




どんどん心が落ち着かなくなっていくのを感じる。




流瑠は雪見さんと付き合ってるの?




頭が真っ白になって、何にも考えられなくなる──










ブーーン ブーーン ブーーン


携帯がメールを受信した。