幼なじみじゃイヤなんだ。

上坂くんは私から目線を外し少し困った様な表情をした。





「それに。『真逆』って事はないと思う」


「……」


「たとえもし、上坂くんと流瑠が真逆の人間だったとしても、それなら流瑠が持っていない、いい所を上坂くんは持っているんだと思うよ」


「え?」


「完璧な人間なんていないよ。だって流瑠の短所なんて、原稿用紙にびっちり書く自信あるよ。私」


「……」





上坂くんはキョトンとした顔を上げる。





「なんなら、言おうか?」


「ええっ?」


「まず意外にに短気。そして、結構いじわる。かなりの頑固者。それからね、繊細な女心を分かっていな……」


「い、いいよもう」





慌てる様に私の言葉を遮り、その後笑いだした。