香代とは彼女さんの名前


結局九時まで待った


だが彼は来なかった


期待した私がバカやと思った


真に受けたら自分がバカやった


「…バイバイ…透…」


つま先まで冷えてしまった体


四十分かけて


泣きながら歩いて帰った