「…そっちは何なんだ?」 柾樹が指すのは白い箱。 美菜達がくれたやつ。 私はあの美菜の笑みを思い出しながら、こっそりと箱を開けた。 バンッ!! 中身を確認して、瞬時に閉じた箱。 「…どうした?」 「いや…」 「何だったんだ?」 柾樹は私から箱を取り上げる。 「ダメぇぇえぇっ!!」 「………」 柾樹は箱の中身を見てしまった。 そして“今から使う?”って… 使わないからッ! 無理だからッ!!! 私はそれを見て真っ赤になった。 …だってそれは、真っ黒なスケスケのセクシー下着だったから…