柾樹はそれから直ぐに病室に現れた。 「…大丈夫か?」 「…うん」 その答えを聞いた柾樹ははぁーっと溜め息を吐く。 「マジ心配かけんなって」 そう言って柾樹は心底安心した様な顔をした。 「…ごめんね」 「…今日からはちゃんと寝ろよ?」 柾樹にはやっぱりバレてた。 …まぁ当たり前だけれど。 ポンポンとリズムよく叩かれる頭に、私は再び夢の世界へと誘われた。