「でっしょー!私以上にエロかわいく着こなせる人なんてそうそういないって」


美菜は鼻高々といった感じに言っていた。


「お前に色気のいの字も俺は感じない」


「るさい!彩音しか見えてない外野は黙ってな!!」


美菜は柾樹にそう言って中指を立てていた。


そして委員長は教室の中に、美菜はどこかへ行ってしまった。



「…てかアレみんな着るの…?」


美菜の後ろ姿を見ながらふとそう思った。



……着ないよねぇ…?
あんなド派手な衣装。



「着ねーだろ。あんなの美菜だけ着てりゃぁいーんだよ」


柾樹はそう言っていたけど……