「わかったら雅紀くん千春を早く連れて帰ってくれ」 ばつの悪いあたしたち 父に追い返されたのだった 車の中で 何を話していいか解らず黙ってると なんだか笑いが先に出てしまった 「何笑ってんだよ」 「だってぇ~・・・」 「そうだ!このまま ちょっと夜景でも見にいく?」 「うん」 近くで夜景のよく見えるところへ車を走らせた