「俺は、あんま感じなかった。」
「え?」
「あんまり、綾菜と離れてるって実感はなかった。」
「ええ!?なんで~~。」
やっぱり、大輝はわたしと一緒かどうかとか
あんまり重要視してない!?
ショック・・・・・。
「なんつーか・・・・
おまえはいつもいる気がする。」
いつもいる?
首をかしげるわたしを見て「だから。」と続ける。
「実際のところは一緒じゃなくても
おまえは、常に俺のそばにいる。
学校にいるときも、おまえが修旅のときも、俺が修旅のときも
俺はずっと、おまえと離れてるとは思わなかった。
よくわかんねえけど・・・・
いつもおまえがいる。
おまえを、感じてるって言えばいいのか?」
感じる・・・・・。
大輝がわたしを・・・・・。
ちょっと饒舌になった大輝は
また黙り込んでしまう。
わたしは、大輝の言葉の意味を考えてみた。
よくわからない。
けど、どうしてかな?
よく意味はわからないのに
とても嬉しく思ってしまう。
大輝がいつもわたしを感じてくれていることが。


