「うわ!!おまえ・・・・怪我人のくせにっ!」
「わぁーーー!!僕、油断してたぁ!つか、兄貴顔真っ赤!」
「うるさい。俺、人がこういうことしてるとこ見るの、初めてなんだよ。」
「自分、二回目っす。」
騒ぎ出したのは、周りの4人だった。
当の大輝本人は、まえに北工でしたときと同じように平然とした顔をしている。
そして、チラッとわたしを見て
赤面に満足してるみたいだ。
「変な味した?」
「わかんなかった・・・一瞬だったもん。」
「じゃあ、せめて味がわかるくらいはするか?」
そう言ってニヤッと笑う大輝の頭をバシッと叩く栄一くん。
「何馬鹿なこと言ってんだよ!!させるか!」
「栄一の言う通りだ。」
「そうっすね。大輝さん、俺らがいるの忘れないでほしいっす。」
「永山さんのことだから、見せ付けてるんじゃないの~?
嫌だよね~~っ!こういう性格悪い奴って~。」
みんなが次々に言うのを聞いて
っけ!とおもしろくなさそうな顔をしている大輝。
すごい重症なのに、大輝自身はいつもどおりで
少し安心した。
ちょっと笑ってしまったわたしを見て、5人も笑う。
みんな・・・・・
わたしを心配してくれてたの?


