「怪我、ないか・・・・?」
「ないよ!怪我してるのは、大輝じゃん!!」
そう言うと、少し笑って
「ちゃんと最後まで、目瞑ってたな。」
そう言いながら、震える手で頭をなでてくれる。
「大輝・・・・。」
大輝の手だ・・・・
こんなに変わり果てていても、伝わるぬくもりは一緒で
涙がでてきた。
「倉持。」
泣き出したわたしを見て心配そうにつぶやく桐山くん。
その声には、少し切なさも混じっていた。
わたしは、再度大輝の手をにぎり
ずっと大輝を見ていた。
本当に代わってあげられたらいいのに・・・・
そう思うほどの怪我だけど
とりあえず、生きていてよかった。
本当によかった。
大輝・・・・・・
よかった・・・


