「大輝、大輝・・・!!!」
駆け寄ると、大輝への道をあけてくれた。
ひどい・・・・・
遠目からでは見えなかったけど、大輝は重症だった。
左まぶたは腫れて両頬も切れて血がでていたり晴れ上がっている。
口からも吐血の後の残り血が・・・・
大輝・・・・・。
すごく痛そう。
わたしが、代わってあげられたら、いいのに・・・・。
「綾菜ちゃん・・・大丈夫?」
「わたしは大丈夫!それより、大輝が・・・」
「救急車は呼んだ。
息もしてるし、急所は上手いことよけてるみたいだから、大丈夫だとは思うけど。」
栄一くんはそうつぶやいたとき
大輝のまぶたがぴくりと動いた。
「大輝・・・!?」
「綾、菜・・・・・・?」
「大輝!!」
大輝の土まみれの手をにぎる。


