部屋をでてリビングに行くと 大輝がソファで寝転がっていた。 「ごめんね、お待たせ!」 大輝は軽く首だけをあげてわたしを確認すると ゆっくりとソファから立ち上がった。 180cm超えの身長、長い足、引き締まった体 真っ黒の着崩した学ランが似合いすぎてる。 鞄を肩にかけ、そのまま無言で玄関に向かう大輝。 わたしもその後に続く。 いつものパターン。 玄関まで行くと、大輝が一点を見つめて静止した。 ・・・? 「大輝?どうしたの?」 「靴。」 「え?」