「また、もっと強くなって永山に勝ったら、綾ねえに会いに行こうって思ってたんだ。
でも、こんな形で再会なんて、すっげえ嬉しいのは嬉しいんだけど、
ごめん・・・・。」
ひろくんは、そう言って
わたしの両腕を縛りから開放してくれた。
ずっときつく縛られていたから、まだ変な感じがするけど
自由になって少しホッとする。
「ありがとう。
わかった、信じる。
でも、まだ許すことはできない。
これから、ちゃんとこの人たちを統括して!
もう、大輝たちに、手ださないようにして!」
「・・・・・うん、ごめんなさい。」
しょぼんとするひろくんを置いて
わたしは、立ち上がり、大輝に駆け寄った。
「おい!!!てめえらのせいで、綾ねえに怒られたじゃねえか!」
「「「「「ええ!?」」」」」
「どう、落とし前つけてくれるんだ?ああ!?」
後ろで、ひろくんのそんな声と、
不良たちの震え上がる叫び声が聞こえたけど
聞こえないふりをした。


