「それより、綾ねえ!どうしたの・・・ぼろぼろじゃん!」
ああ!!!
「どうしたの、じゃないよ!!ひろくん。」
懐かしさと驚きとで、怒りを忘れるところだった。
いくら、昔馴染みでも、大輝にこんなことをした人たちのボス。
ひろくんだって、関係ない。
わたしは、許せないんだ!
「え、綾ねえ・・・・?」
縛られているから、肩だけでひろくんの手を振り払った。
そして、キッと睨みつける。
ひろくんは、昔のように少ししゅんとする。
昔も、わたしが怒るとひろくんはこんな顔をしていた。
「いくら、ひろくんでも!
わたし、今回だけは許せない!!」
「なに、綾ねえ!どうしたの?」
「どうしたの、じゃないよ!!
大輝に・・・・わたしの大切な人に、こんなことして・・・・っ!!!
ひろくんなんて、大嫌い!」


