認識した瞬間
激しい怒りが満ちてくる。
あの人が、大輝を・・・・っ!!!!
きっと新橋を睨みつける。
でも、新橋はわたしに全く気づく様子がない。
「なにやってるんだ?おまえら。」
「見てください!新橋さん!!!永山です!
たった今俺たち、永山を締め上げたとこなんすよ!」
そう言って得意げに4人に囲まれ、いまだ倒れている大輝を見る。
その顔をひっぱたいてやりたい。
「・・・・永山、だと?」
「はい!!ついにやりましたよ!
うちが、北工より上だって証明されたんすよ!!」
「あの永山が、おまえらにやられてあんなになってんのか?」
「はい!!!」
「・・・・・。」
新橋は考え込むようにしばらく何も言わなかった。
相変わらず、その顔は全く見えない。


