馬乗り男の一声で、周りにいた数十人が大輝を取り囲む。
これって、これって、まさか・・・・・
この状態で、しかも手をだすなって。
一人対こんな大勢でもとてつもなく不利なのに
手をだしちゃいけないなんて・・・・そんなっ
「大輝、だめだよ!!逃げて。」
「黙ってろ!!」
・・・・・・大輝。
大輝は、馬乗り男をじっと睨んだまま叫ぶ。
そんな、そんな・・・・・・
大輝が、危ない!!!!
お願い、逃げて。
大輝が傷つくくらいなら
わたしはどうなってもいいから。
「お願い!逃げて!!!!」
「黙ってろっつってんだろ!」
「黙らない!!!大輝が危ないのに黙ってみてるなんてできないよっ!!!」
「・・・・・・。」
やっとわたしに視線を向ける。
でも、その顔はまるで
安心しろ
とても言いたげで。
・・・・大輝?


