こらえていた涙が
頬をつたって地面におちていくのがわかった。
大輝・・・・・
大輝・・・・・・・
「・・・・大輝!!!!」
わたしは精一杯に叫ぶ。
わたしはここにいるよ、大輝!!!!
大輝・・・・・・
来てくれてありがとう。
助けて、大輝。
今すぐ、あなたのもとに行かせて。
大輝、大輝・・・・・・
「綾菜!!!」
大輝も、応えるように叫んでくれる。
わたしの名を。
自分が"綾菜"でよかったと、今しみじみと感じた。
大輝に呼んでもらえる名前。
大輝がわたしを呼んでくれる。
それだけのことのはずなのに、とっても幸せに思えて、また涙があふれる。


