「徹平。」 「っ!!」 キッチンからもどってきた大輝さんが俺を呼んだ。 いきなりのことでびっくりした。 「おまえも、来い。」 「へ?」 「綾菜を追いかける。 こんな時間に一人で外なんかにいさせられるか。」 大輝さん、もう怒ってないのか? 様子を伺う ・・・・・・ちがう。 まだ怒っているし、悲しんでいる。 でも、それより 綾菜さんを心配する気持ちが勝っているだけだ。 怒りや、辛さよりも 綾菜さんを思う気持ちの方がうんと大きいんだ。 やっぱり大輝さんは、 俺の憧れの人。