「俺、それ聞いて
あ~こいつには叶わないなって思った。
俺はあいつのこと小さいころか知ってるから
あいつが嘘ついたり、冗談であんなこと言えないの知ってるから。
それに、あの目はマジだったし。
俺は、さすがに綾菜ちゃんのために刑務所入ったり死んだりはできない・・・。」
自嘲気味に笑う栄一くん。
「あいつは、大輝は・・・・
本当に綾菜ちゃんが好きなんだよ。」
その言葉に涙がとまらなくなる。
大粒になってどんどんあふれ出す。
「すっごく大事なんだよ。
あいつなら、本気で綾菜ちゃんのために命差し出しそう。」
ふふっと笑っている。
「俺の今言ったこと、信じられない?」
「ううん・・・・。栄一くんは、わたしに嘘つかないから。」
「っちぇ・・・・信じちゃうんだ?
俺としては信じないでいてくれたほうが、大輝の株がこれ以上あがらずに済むんだけどな~。」
悔しそうに顔をゆがめる栄一くんに笑う。


