「うれしいな~~!」



キャッと一声鳴いて、俺の腕にしがみつく。





「大輝とこれからずっと一緒なんだ~!!うれしい!!」


ぎゅうっとしがみつかれるから


「痛い。」



離れようとするともっと、力をこめてくる。



何歳だよ、こいつ・・・・






ホント、俺のこと好きだな。




「大輝のにおいがする・・・・。」


犬かよ。



「落ち着く~大輝のにおい、好き!

ていうか、大輝ならなんでも好き!」



はいはい・・・・。





綾菜は腕をからめたまま肩に頭をのせてきた。



「重いんだけど。」




・・・・・無視かよ。