俺の顔が引きつってることにも構わず
倉持はうっとりした表情で続ける。
「本当にかっこよくてね、繋いでくれた手もあったかくて・・・・」
手、繋いだっけ?
「『大丈夫か?』って聞いてくれた声がまたかっこよくて、優しくて!!」
普通はそれくらい聞くだろ?
俺の声がかっこいいか、なんて知るかよ。
「もう、一生着いてくって思った。」
安い一生だな。
「それで、その人が同じ学校にいるって知ってめちゃくちゃ嬉しくて
わたしの想像通り人だったし・・・・。」
「俺が?」
「うん!!永山くん、すっごく優しいじゃん!」
「どこが。」
「だって、なんだかんだ言いながらも、こうしてわたしの話聞いてくれるし
それに・・・・みんなが勘違いしていろいろ言ってるの知ってるくせに
みんなには絶対手ださないでしょ?
やろうと思えば、みんなを黙らすことくらい簡単なはずなのに。」
「・・・・・。」
「でも、こうして自分以外の誰かが傷つきそうになってたら助けてくれた。
今日また思ったの。やっぱり永山くんだなって。」
・・・・こいつは。
倉持って奴は・・・・・。


