「だってね!あの子たちわかってないんだよ!!」
なにがだよ・・・・
いきなり話変えるなよ。
「永山くんの良さをわかってないの。
顔がいいとか、背が高いとか?
そうじゃないでしょ!?確かに見た目もすごくかっこいいけど
永山くんは中身が一番かっこいいの!!」
・・・・・はあ?
中、身?
「わたし、去年のあのとき、本当に怖かった。」
俺が助けたときのことか?
「一生懸命道行く人に助けてって目で訴えたのに、みんな見て見ぬふりでとおりすぎていった。
それで、路地に連れ込まれそうになって、もうだめだって思ったの。」
よっぽど怖かったのか
あのときのことを思い出すだけで、こんなにも顔が暗くなる。
そんな顔してんじゃねえよ・・・・・。
「でもそのとき、一人の男の子がわたしを助けてくれた。
怖い男の人たちをねじ伏せて、わたしを連れ出してくれた・・・・。
・・・・王子様だって思った。」
王子だ!?
なんだ・・・・
俺をそんなメルヘンなものに例えたのはおまえが初めてだ。


