「永山く~ん!!」 囲まれていたのにも関わらず ニコニコと俺の方へよってくる。 いつもそうだ。 俺の方へよってきては 嬉しそうに俺の顔を覗き見る。 そして、周りの奴らは 意外そうに俺らを見ている。 俺だって訳わかんねえよ・・・・・ 「永山くん永山くん!! あのね、今日、みんなでカラオケ行くんだ~ 永山くんも行かない?」 ・・・・はあ? こいつ、周りの表情見えてるのか? 俺なんか誘うから、みんな顔ひきつってるぞ。 「・・・・行かねえ。」