決して手の届かない高嶺の花。
そして
触れてはならない禁断の果実。
両方を兼ねそろえた、
優しくて、残酷すぎる太陽。
その手をとってはいけない。
決してとってはいけない。
とったら最後。
自分に言い聞かせる。
でも、俺の足は、手は
真っ白な手へと向かっている。
まるでなにかの麻酔とか、
魔法にでもかかっているように
体が言うことを聞かない。
この先には、きっと
耐えられないくらいに辛いことがたくさん待っているのに
それでもいい
あなたのそばへ。
少しでも、あなたの笑顔がよく見える場所へ。
馬鹿な、俺・・・・・。
本当に馬鹿だよ、俺は。


