コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~


「兄ちゃんは、俺が物心ついたときから
いつも家事してた。

まだ小学生の頃からずっと働き者で
俺の面倒もよく見てくれて、

なのに、母さんたちには全然文句言わないし
いつもいい子なんだ。

俺とちがって。」


雄太くんは食べ終わった皿に

スプーンをつかってケチャップで絵を描きながら離してくれる。



「俺は兄ちゃんに育ててもらった。胡桃も潤太郎もそうだ。

兄ちゃんはすごいんだ。
頭はそんなによくないけど、よく動くし
近所でだって評判いいし、俺たちにも優しい。」


自慢のお兄ちゃんなんだね。



「でも、兄ちゃんは自分に全然優しくない。」


絵を描くのをやめて下を向く。


「自分のこといっつも後回しで俺らのことばっかだ。

だから、小学校のときから友達と遊ばずにまっすぐ家に帰ってきてたし
中学ではホントはサッカー部に入りたかったのに、早く帰るためにあきらめてたし。
俺知ってるんだ!

高校でだって、いつも4時半までには帰ってきてくれる。
それで、俺らのためにご飯つくってくれる。

兄ちゃんだって、きっとやりたいこととかいっぱいあるはずなのに
いっつもそれ我慢してるんだ。」


そうなんだ・・・・


徹平くん、全然表にださないから
わからなかった。


苦労してたんだ。



彼氏と住みたいっていうわがままで

同棲してるわたしとは全然違う。

しかも、マンションの家賃だって親達もちだし。