「お兄ちゃんね、すごい熱なの。
だから今日、こんな時間になっちゃったんだよ?」
「そうなの!?兄ちゃん、大丈夫なのかよ?」
「ああ。」
「お兄ちゃん・・・・。」
胡桃も心配そうな声。
あ~あ。おまえらを心配させるなんて
なんて兄ちゃんなんだ。
落ち込んでいると
綾菜さんの手がのびてきて
俺の額に触れた。
冷たくて気持ちがいい。
「大変!さっきより熱あがってる!
すぐに横になったほうがいいよ。
二階までいける?」
二階どころか、このまま立ち上がるのもきつい。
でも、行くしかないか。
俺は頷いて「いけます!」と言った。
「兄ちゃん、手、貸すよ。」
「サンキュ。」
「わたしも!」
「すいません。」
雄太と綾菜さんに支えられて俺は立ち上がった。
みんなに迷惑かけて・・・・
俺、ホントもう嫌だ。


