「・・・どうしたの?」
「い、いえ。」
無意識に綾菜さんを見てしまっていた。
「いただいていいっすか?」
「あ、今食べられる?
じゃあよそってあげる。」
綾菜さんはニコニコしたままなべから茶碗におかゆをよそってくれた。
女の子らしい。
こういうことをされたことがないから妙に意識してしまう。
俺、中学の時から女の子とあんまり関わったことなかったもんな。
何回か告られたことはあるけど
正直、付き合うとかって興味なかったし
それより喧嘩強くなったりとか、男らしくなりたいって気持ちの方が大きかった。
小さいときからどっちかというと女顔で
それがコンプレックスだったから、
茶碗を受け取るとやけに重かった。
全然重くないはずなのに
手にずしっとくる。
これも熱のせいか・・・・?
厄介だな。
大輝さんのベットに絶対こぼさないようにしないと。
変な気合が入る。
体調悪いと、飯食うのも一苦労だ・・・。


