「わたし、しっかりするよ!

大輝に心配かけないように・・・
もっとちゃんとする。」


きゅっと両手でこぶしをにぎった。



「それに、声掛けられても自分できっぱり断る。

大輝に迷惑はかけない。」



自分のことは、自分でする。


ちゃんと対処できるようになる。




「・・・・そうじゃねぇって。」




大輝が小さくつぶやいた。



「迷惑なんて思ってねぇ。

ただ・・・・。」


そこで言葉を詰まらせる。




「ただ?」




大輝を覗き込むと

少しあわてたようにバッと視線をそらした。





あれ?


なんだか耳が赤い?