「徹平くんも、みんなと一緒に食べてていいんだよ?
わたし一人でも大丈夫だから。」
「いえ。いいんすよ。
俺、家でも食うより作る専門っすから。」
「え~!そうなの?」
「はい。うち、両親共働きで
俺の下にちっこいのが3人いるんすよ。
小学生二人と幼稚園児一人。
だから、俺がだいたいそいつらの飯つくってるんす。
洗濯とか、掃除もときどきやりますよ。」
「すごい!えらいね、徹平くん。」
男の子なのに・・・・
しかも、高校とかで忙しいのに
家のことやってるなんて。
尊敬のまなざしで見つめていると
徹平くんは少し照れたように笑って
「そんなことないっすよ。」
と小さく言った。
「ううん!十分誇っていいことだと思う!
ふふっえらいえらい!」
わたしは思わず、背伸びをして徹平くんの頭をなでてしまった。
徹平くんはびっくりしたように一瞬固まって
頬を真っ赤に染める。
「あ、ごめんなさい・・・。」
いくらなんでも高校生の男の子にこんなことするなんて、失礼だ・・・・。
「いや、別に・・・・。」
徹平くんは恥ずかしそうに視線を逸らした。


