解散の時を迎えたのは1時前。

千里くんたちの集合時間が迫っていたから。



「今日はホンマに楽しかったわ!!」


「うん。わたしたちも!」

「仲間に入れてくれてありがとう。」


最後には、栄一くんともすごく打ち解けて

栄一くんの殺気も消えていた。



「いやいや。無理矢理誘ってもたからな!

また、絶対一緒に騒ごうぜ!!」


「そうだね。俺も千里とまた飯食いたいよ。」


「ホンマか~~!?

そんなこと言われたら、俺めっちゃうれしいやん!!」


やっぱり素直すぎる千里くんに二人で笑みをこぼす。




「綾菜!!」


千里くんはわたしに向き直る。



「俺、絶対・・・・ホンマのホンマに、絶対!!

綾菜んとこ遊びに行く。」


顔はいつものように笑ってるけど目は真剣だった。


「うん!!来てね。いつでも待ってるよ。」



そう言って笑ってみせると

千里くんも、すごくうれしそうにしてくれる。