「気持ち悪ぃな・・・。」 わたしを見て顔をゆがませる。 ふっふっふ~~ 寝顔を盗られたとも知らないで・・・・。 なんだか、勝手に勝った気分。 「いいもんね~。」 だって、しょうがないことだもん。 それに、大輝のせいでしょ。 反論しないわたしに、余計不審感を抱いたのか 顔をしかめる。 「おまえ、なんか隠してんな?」 「っへ!!」 自分でも わかりやすいな と思えるほど、挙動不審になってしまう。 だって、嘘とか苦手なんだもん。 とくに大輝相手だと、すぐにバレちゃうの。