「はぁ?」
振り返り再び睨む。
「ご、ごめんなさ~い。」
これは、100%わたしが悪い。
責任を感じ、ちょっと涙目になってしまう。
「おまえが『見たい』っていうから来たんだろ?
なんでそんなことも知らねぇんだよ?」
「うん。そうだよね。ごめん・・・。」
せっかく大輝が付き合ってくれてるのに
本当に申し訳ないよ。
「ったく。早く行くぞ。
・・・・次の公演に間に合わねぇ。」
・・・・・え?
それって、次の公演が何時からか知ってるってこと?
びっくりして、顔をあげると
大輝が少しだけ頬をゆるませた。
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