コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~




「暑いんだけど。」




むぅ!!!


せっかくのデートなのに、大輝はやっぱり大輝みたい。




わたしがしがみつく右腕を指さしながら睨んでくる。


彼女を、こんな鋭く睨む男なんて
絶対全世界で一人だけだと思う。





「いいじゃん!久しぶりのデートなんだから。」


そう言っても無視。



「じゃあ、手つないで!」


大輝は
「無理。」
と言うと、思いっきりわたしを振り払って
どんどん歩いていく。




「大輝~待ってよ。」



仕方なく腕にも手にも触らずに横でおとなしく歩いた。






一回くらい・・・・


恋人らしいデートがしたいのに。




これじゃ、友達じゃん。