コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~

*栄一side*


「平野くん?」


二日目の夜。

消灯時間もとっくにすぎた11時半ごろ。



部屋をぬけだし、女の子のところへ行こうとしていた俺を呼び止めた声。



一瞬で誰かわかった。



「あれ~どうしたの?

部屋にいないと、先生にバレたりしたら大変だよ?」


「平野くんこそ。どこ行くの?」


疑わしげな目を向けてくる。


・・・・・。


いえるわけない。




苦笑いでごまかしとこ。



「まあ、いろいろあってね~。

じゃあね~!」



こういうときは、素早く去る!だ。



「待って。」


俺の小さな作戦も虚しく、相手に止められた。


言葉だけなら振り切れるけど、腕をつかまれたら逃げようがない。