「お、おい!!」
栄一にしては、わかりやすい気の回し方に抗議する。
「いーから。」
とウインクされたら、なんか妙にはずかしくなってきた。
ちらっと倉持を見ると
ちょうど目があう。
「あ、ごめん。痛かった?」
栄一に引っ張られたときに、ちょっと倉持の右肩にぶつかったのを思い出した。
照れてるのをごまかすために、謝る。
「大丈夫。」
ちょっといつもよりも近い距離で目があって
お互いはにかむ。
こういうとき、少しを幸せを感じるんだ。
はにかんだってことは倉持も、俺と同じ気持ちなのかも
なんて馬鹿な期待が生まれたりするから。
「撮るぞー!
ハイ、チーズ。」


