・・・へ?
それだけ言うと、大輝は進行方向へ向き直る。
「危ない?」
大輝は前を向いたまま付け加える。
「俺の高校に、おまえみたいな奴が
一人で来るのは。」
それじゃあ、
来ちゃだめだって言った本当の理由は
「・・・・わたしのため?」
大輝は、自分の顔を隠すようにわたしから背ける。
「おまえは、俺たちの世界を知らない。
今日はたまたま運良くなにもなかったけど
毎回こう、上手くいくわけがない。」
足をとめることなく
わたしの方をみることなく
でも、はっきりとそう告げる大輝。
「だから、もう絶対来るな。」


