「いや、大輝さん、ちがうんだ!!」
「俺ら、別にそこまで仲良くなったわけじゃ・・・。」
「大輝さんたちの惚気話を聞いてただけだし。」
なぜかみんな大輝を見て
おびえていたり
冷や汗をかいていたり
とにかく縮み上がっている。
「そこまで、仲良くなってないっす!!」
一番仲良くなれたと思っていた
徹平くんにまで、こんなことを言われてしまった。
「ええ?
徹平くん、いっぱいお話したじゃん!
『綾菜さんと仲良くなれてうれしい。』
ってさっき言ってくれたじゃん?」
「へえ~。そんなこと言ったのか、徹平。」
大輝の視線は徹平くんに一直線。
他のみんなはなぜか
命拾いした
とでも言うように次々にため息をつく。
「いや、ち、ちがうんすよ・・・・」
徹平くんだけはどんどん青ざめていく。
「大輝さんの、彼女さんと仲良くなれてっていうか・・・
ほら、こんな可愛い彼女さんを持ってる大輝さんがうらやましいなあって。」
「可愛い?」
大輝の声がさらに低くなった。
わたしの頭の中にははてなマークが浮かぶ。
え?どうして大輝キレてるの?
わたしが、大輝の友達と仲良くなっちゃだめなの?
そのほうが、大輝の学校での話とかわかるようになっていいじゃん。


