「丸くおさまっただろ?」
「おさまってない!!」
わたしが、余計に怒って下唇をかむと
大輝は眉間にしわを寄せる。
「わたし、はずかしくてしょうがなかった・・・・。」
「うるせえな。いいだろ、別に・・・
おまえ、街中でもしょっちゅうベタベタしてくるじゃん。」
「それとこれとは別でしょ!?
わたし、街中でキスしたことある!?」
「あるじゃん。去年のクリスマス」
・・・・・!!!
「あ、あれは・・・・
あそこの広場でクリスマスにキスしたカップルは
永遠に一緒にいられる
っていうジンクスがあったから・・・・。」
「関係ないだろ。
あのとき、おまえからしたよな?」
「そ、そうだけど・・・
でも!!こんな知ってる人たちの前でしなくていいじゃん。」
「はあ?
なに、おまえこいつらとそんな仲良くなったの?」
「なったよ!!」
「・・・・・。」
大輝は、わたしから視線をそらし
まわりを見渡す。


