「なに?」
ぼーっと大輝に見とれていると、
不審そうな目を向けられて、ハッと我に帰る。
「見とれてた、大輝に。」
「はあ?」
「やっぱり、大輝は世界一カッコイイね。」
笑ってそう言うと、一瞬眉をひそめてから
ふいっとそっぽを向いてしまう。
「え~大輝怒った?」
「・・・別に。」
あれ?怒ってないのかな?
辺りが暗くて、大輝の表情が見えない。
でも、声色で怒ってないのはわかる。
怒ってないなら、いっか。
「なら、こっち向いてよ~。」
「無理。」
「え~なんで~?」
「うるさい。」
目だけをこちらに向けて、ぺちっとおでこをはたかれた。
「もう~痛いってば~!」
そんなに痛くないのに、言ってみる。
大輝と話がしたいから。
おでこ軽くさすると、大輝がいきなり頭をなでてきた。


