花火会場は、イチャイチャしてるカップルであふれていた。
みんな、手をつないだり腕を組んだり。
わたしも、みんなのようにしたいけど・・・・
相変わらず大輝の半歩後ろを歩くだけ。
「花火まで時間あるぞ。」
携帯を見ながら大樹が言う。
「あ、そうだね・・・・屋台でも見る?」
他に時間のつぶしようがないんだけど。
大輝もそう思ったみたいで屋台が並んでる方へと体をむけて歩き出した。
人が多い。
花火大会だから、当然だと思うけど、本当に。
どんっ
「キャッ!!」
肩がぶつかって少しよろめく。
相手はおかまいなしに通りすいてゆく。
それを何回も繰り返した。


