律子は500mlのミルクティーを自販機で買ってきて
「一人じゃ飲めないから一緒に飲んでね?」
とテーブルの中央に置いた。
「ありがとう。」
笑顔をみせると相手も笑ってくれてそれがなんだかうれしくて。
こんなこと話して、せっかくの買い物が暗くなっちゃう
とかいう気遣いから
話してもいいかな?
律子なら、聞いてくれる
という感情へと変化する。
「律子、ちょっと暗いけど、聞いてくれる?」
律子はなにも言わず、さっきみたいに笑って静かにうなずいた。
だからわたしは、律子にすべてを打つあけた。
合宿での桐山くんとのこと
奈々や皐月ちゃんに言われたこと
大輝のわたしへの気持ちのこと
わたしの今の不安な気持ち
律子は、筋道も脈略も無茶苦茶なわたしの話を
なにも言わず、ただ聞いてくれた。
ずっとわたしの顔をみて
少し頬笑みを携えて。


