「俺、なんかした?」
少し傷ついたような横顔を見たとき
罪悪感がわいた。
あたりまえだ。
こんなにあからさまに避けてるのを、相手が察知してないはずがない。
そして、とくになにもしてないのに避けられたら
誰だって傷つくに決まってる。
「・・・・・・。」
なにも言えないわたし。
「なんかしたなら、謝るよ。
でも、なにしたかわかんねぇんだよ。
心当たりなくて。
・・・・いや、あるかな。
初日のこと、やっぱりまずかった?」
缶ジュースのことを言ってるんだろう。
それを思い出して、
わたしのドキドキは増す。
また頬が熱くなった。


