「わたしね、バスケの音が、なんだかすごく好きになっちゃったの。」
「音?」
「うん!
バッシュのキュキュッて音や
ゴールに入ったときのシュッて音、
あと、ドリブルしてるときのリズム・・・・」
バスケは、目だけで楽しむものじゃないんだなって思った。
「それなら、俺もバスケの音は好きだな。
試合になったら、もっと聞けるよ!」
「ホントに?」
「ああ。俺が、聞かせてやるよ。」
「ありがとう!」
桐山くんが去り際に見せた笑顔。
いつもとは違って
なんだか意を決しているような。
少し硬い。
でも、とても強い笑顔。
選手の顔・・・・・・


