「まぁ、なんでもいいけどさ
一緒に小テストの勉強しよ!」
そう言ってわたしの前に座って、単語帳を開く。
前の子は、今友達のところに行ってるからいいよね。
「うん!えっと、今日って何ページからだったっけ?」
「う~~んっと、ね~。」
「145ページだよ。」
声がした方を見ると、桐山くんがにっこりと笑っていた。
「ありがとう!」
「ううん。」
・・・・ほら、ね。
律子が困ってたから、代わりに答えてくれた。
にやりと笑って横目で桐山くんを観察。
でも、すぐに他の男子たちがやってきて姿が見えなくなってしまった。
あ~~もう!
邪魔だな・・・・・。
「なに?浮気?」
「は!?」
疑い深い目をわたしに向けてくる律子。


