「どうしたの?桐山くん。」
無意識に倉持のことを見ていると
視線に気づいて、こちらにやってきた。
「いや、なんでも。
考え事。」
「ふ~ん。」
鼻をならしながら、少し視線をはずす。
「哲也!!」
いきなり、近藤の大きな声が聞こえた。
「ど、どうした?」
哲也も少し驚いているようだ。
「先いこ!
1年生たちも。」
「え?あ、あ~~」
俺らを見てニヤニヤする。
「はい!早く行きましょう!!」
後輩たちまでせかす。
「ちょっと奈々!!」
倉持の呼びかけにも応じず
集団はそのまま足早に去っていった。
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